まさかの車両トラブル ー どう備える?

猛暑の渋滞中、社用車がまさかのエンジン停止で立ち往生。修理の手配に手間取り、商談には大遅刻― 結果、案件は失注に。

「なにもこのタイミングで…」と思っても、トラブルは待ってくれません。

たまたまの車両トラブルが、会社の信頼や業績に大きな影響を及ぼすこともあります。

あなたの職場では、万一に“どう備えるか”が決まっていますか?

1.車両トラブルがビジネスに影響することも

猛暑が続く夏は、エンジン過熱やバッテリー上がり、冷却系の異常など故障のリスクが一気に高まります。また、季節を問わず、タイヤの空気圧異常による破裂やボルトの緩みによるタイヤ脱落事故も後を絶ちません。

「いつも大丈夫だったから」と油断していると、渋滞中や出発直後にまさかのトラブルで立ち往生 ―どこへ連絡し、どうするかで対応の明暗が分かれます。

いざというとき保険で直せるのか、JAFやディーラーの連絡先はすぐに分かるのか、代車の手配は可能か ― 備えがなければ、車両トラブルが失注や信用失墜へと発展しかねません。

真夏の車両管理は、企業にとっても「業務継続のカギ」。点検と対応手順の周知を、今こそ徹底しましょう。

2.対応の“困った”をなくすために

突然の車両トラブル時、「まずどこへ連絡すればいいのか」が曖昧だと対応が後手に回ります。JAF、ディーラー、任意保険のロードサービス… それぞれ対応範囲や受付時間、代車手配の可否が異なるため、あらかじめ整理しておくことが重要です。

「保険で直せるか」「代車はすぐに使えるか」などの確認も含め、社員自身が“何を、誰に、どの順で連絡すべきか”を迷わず行動できるよう、社内マニュアルやフロー図の整備を進めましょう。

また、社用車を使う部署ごとに「トラブル時の連絡先リスト」や「現場対応手順」の共有があるだけでも、対応のスピードと質は大きく変わります。

“どうするか”を決めておくことが、事故拡大や業務停止を防ぐ第一歩です。

3.車両管理体制は整っていますか?

猛暑が続く季節、車両の故障は「いつか起きる」ではなく「いつ起きてもおかしくない」ものと考えるべきです。バッテリー上がりや冷却系の異常、エアコンの不調、タイヤの摩耗や空気圧不足は、いずれも重大なトラブルの引き金になります。

「故障しても保険で直せる」と考える方もいますが、実際は保証対象外のケースもあり、復旧や代車手配に時間がかかれば業務損失も避けられません。

日常点検や定期点検を怠らず、ディーラーや整備工場との連携も強化しておくことが、事故や業務での機会損失の回避につながります。

社内で点検や備えが習慣として定着していたからこそ、車両トラブルを未然に防げたという事例もあり、結果として企業の信頼を守ることにも直結します。

4.行動フロー共有で社員をバックアップ

車両トラブルが起きた際に慌てず動けるかは、事前の備えにかかっています。とくに猛暑や大雨の中では判断が鈍りがち。以下は基本の行動フローです。( ※ 業務中はもちろん、夏休み中のマイカー利用時にも有効です )

【故障時の行動手順】

  • ハザードを点灯し、できる限り安全な場所へ車を寄せる
  • 車が動かない場合は三角表示板を後方50m以上に設置
  • 高速道路ではすぐに車外へ出て、ガードレールの外に避難
  • 外部へ連絡(警察・JAF・保険会社・ディーラーなど)
  • 社内にも速やかに状況報告(上司や管理部署)

連絡先や対応フローが車内に常備されていれば、初動に迷いません。

社員自身も不測の車両トラブルで困っているはずです。そんなときに適切に対応できるよう、会社としてもバックアップの仕組みを整えることが必要です。

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