エコドライブを継続実践しましょう
1.ガソリン補助金の段階的縮小が始まっています

政府によるガソリン補助金の段階的縮小が昨年12月から始まりました。皆さんの地域のガソリン単価の動向にはどのような変化があるでしょうか?
2022年1月のスタートから変更・延長を幾度となく繰り返してきたこの補助金策が終了すると、ガソリンの末端価格は200円超となると試算されています。
現代価値に換算して1998年の87円が最安値と言われるガソリン単価ですが、原油価格・為替・需要と供給・各国の政策など複数の要因が絡み合った結果、ガソリン単価は現在の高値水準に至っています。
ガソリン代の高騰が一般家庭や企業の費用を圧迫している中、私たちドライバーができる対策について改めて考えてみましょう。
2.燃費向上にはエコドライブが効果的です

ガソリン代に関連した指標のひとつに「燃費」があります。燃費とは、燃料1ℓで何㎞走行できるのかを示したもので、数値が高いほど「燃費がいい車」となります。燃費のいい車はガソリン代が軽減できて経済的です。
燃費は車の初期設定としての性能で大きく違いがありますが、運転の仕方である程度改善することができます。それがエコドライブと称される運転方法です。
エコドライブの取り組みについては国の関係省庁が2003年から普及推進を図ってきており、その主な効果は以下の3つです。
(1)燃費の向上
ゆっくり発進、加減速の少ない走行、早めのアクセルオフ、アイドリングストップなどを実践することで燃費の向上に直結します。
(2)地球温暖化対策
自動車の燃料が消費されると地球温暖化を促進する二酸化炭素が排出されます。上記(1)の運転を実践することで、二酸化炭素排出の削減となって地球温暖化対策につながります。
(3)交通事故の予防
ゆっくり発進の励行は周囲をよく見るゆとりが生まれ、加減速の少ない運転の励行は適正な車間距離確保を促します。エコドライブの実践は安全運転につながり、交通事故予防の効果があります。
3.大切なのはエコドライブを持続すること

エコドライブは財布に優しい・地球に優しい・人に優しいという効果があると言えますが、大切なことは「エコドライブを続けること」です。エコドライブを継続実践することで、あなたの安全運転は持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGs活動にもなります。
環境省は「エコドライブは、操作が難しいとか、いつからでなければ始められないということはなく、誰にでも今すぐに始めることができる」と紹介しています。
また近年の市販車には、エコドライブ指標がモニターやパネルに表示される車両が多いです。また、エコドライブの実践度がスコア化されるスマートフォンアプリもあります。
エコドライブに限らず、何事も続けることが難しいと言われる現代社会ですが、楽しみながら、無理なく継続できる、自分に合ったエコドライブの取り組みを実践してみてはいかがでしょうか?
お気軽にお問い合わせください。03-6261-4783TEL 0172-28-2727( 青森営業所 )
お問い合わせ