冬道運転の事故予防
1.凍結時に交通事故が多い道路は?
凍結時の交通事故は「単路」、いわゆる直線道路での割合が多くみられます。路面が冷え込んで凍っていても一見わかりにくく、乾燥した路面から速度を落とさずに進入すると、タイヤは路面をとらえきれずスリップしやすくなり、追突事故等を起こすことになります。
また、積雪時の直線道路のわだち路面は、圧雪で固くなったり、シャーベットのように緩くなったりするので、スリップして停止距離が長くなる危険性があります。
2.スリップ事故が起きる原因
スリップ事故の原因で一番多いのは「ブレーキを強くかけすぎた」です。突然のことに驚いて、急ブレーキや急ハンドルをしてスリップ事故、ということも多いようです。
また、「凍結していることに気づかなかった」ということも事故原因に挙げられます。
3.積雪時・凍結時にスリップしないために
冬道を夏タイヤで走行していれば、スリップは十分考えられます。スタッドレスタイヤは、低温でも柔軟性を保つ特殊なゴムでできているため、深い溝が深い雪道や凍った路面をとらえてタイヤを回転させます。ただし、空気圧が低い状態や溝が浅くなったままで走行するとスリップしやすくなります。
気温の低下が著しくなる前に、タイヤを夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換するようにしましょう。
一方、雪を踏み固めてできたアイスバーンのような路面では、スタッドレスタイヤでもスリップを起こす危険性があります。
また、タイヤチェーンを装着しないと走行できない「チェーン装着車以外通行止め」の場合もあるので、タイヤチェーンを積載しておくことを推奨します。
4.冬道運転の事故防止ポイント
橋の上やトンネル出入口付近は風をさえぎるものがないので路面が凍結しやすくなります。このような場所では「凍結しているかもしれない」と予測して、速度を落とし、ハンドルをしっかり握って走行しましょう。
また、冬道のカーブ走行ではハンドル操作が効かなくなる可能性が高くなります。カーブを曲がる時は、速度を落としてハンドルをゆっくりと操作し、カーブから出る時は、アクセルを踏み込みすぎないようにゆっくりと加速しましょう。
日暮れから翌朝までは路面凍結しやすい時間帯です。スリップ事故が起きやすいことをしっかり認識した上で、事故を起こさない、かつ、事故に遭わない運転を心掛けてください。
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