冬の道路環境急変に備えよう!

1.天候急変で地吹雪に遭うことも

冬の寒さが一段と厳しくなってきました。天候が急変することの多い季節ですが、それにより道路環境の急変も生じます。気温低下による路面凍結、降雪による道路への積雪、暴風雪による視界不良など冬は道路環境が悪条件となりがちです。

地域によっては地吹雪が起きるかもしれません。地吹雪とは地上にいったん降り積もった雪が強い風で上空に吹き上げられる現象です。地吹雪になると視界が極度に悪くなり、一面に渡って白色(ホワイトアウト)となるため、追突事故が発生するリスクがあります。

走行中に地吹雪に遭遇した場合は、速度を落としヘッドライトを下向きで点けたままにしましょう。前車のテールランプを進路のめやすとして追従するときは、安全な車間距離を保ってアクセルとブレーキを注意深く使いましょう。

2.立ち往生に備えておきましょう

冬の道路では、吹雪による視界不良で車を止める、雪路面にタイヤがはまって動けなくなる、など車両停止の原因となる状況が起こり得ます。大雪の天候であれば、停止している間も周囲に雪が降り積もるので、その結果、身動きが取れなくなる立ち往生に発展してしまうのです。

大雪での立ち往生に備え、除雪道具・防寒具・飲食物・簡易トイレ・充電器などを車に積んでおくことが望ましいでしょう。また、常に十分な給油量を保っておくことも対策として必要です。

3.立ち往生に遭遇したときは?

立ち往生に遭遇したときの重要なポイントを以下に記します。

  1. 一酸化炭素中毒対策をする
    車の周辺に雪が積もると、マフラーから出た排気ガスがエアコンなどを経由して車内に入り込み、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性が高まります。マフラー周りを定期的に必ず除雪する必要があります。
  1. ドアが開くことを確認する
    一定時間ごとにドア周辺を除雪し、いつでも外に出られるようにしておく必要があります。
  1. 道路緊急ダイヤルに連絡する
    しばらく待っても状況が改善しそうもなければ、ためらわず道路緊急ダイヤル (#9910)もしくは JAF(#8139)に連絡し、必要に応じて警察や消防にも連絡しておくと安心です。

4.天気予報で情報収集しましょう

実際に 30 時間近くの立ち往生に遭遇した男性は、「天気予報を確認して危ない時は車に乗らないのが一番だと思いました」と話していました。

冬の運転は気象情報や交通情報に注意し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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