ゲリラ豪雨遭遇時と線状降水帯時の安全行動

1.水の深さに注意

ゲリラ豪雨により道路が冠水した場合、車種にもよりますが、乗用車タイプであれば、地面から水面までの深さが10cm未満なら走行に問題ありません。しかし、10cmを越えるとブレーキ性能が低下し、30cmを越えるとエンジンが停止して立ち往生状態になります。

50cm 以上になると、水圧の影響によりドアの開閉が難しくなる可能性があります。また、電源が喪失するとパワーウインドウの操作が利用できなくなり、車内に閉じ込められる危険性があることに注意してください。

2.河川近くでゲリラ豪雨に遭遇したら?

河川近くを走行中にゲリラ豪雨に遭遇したら、なるべく高い場所の駐車場などに車を停めて、天気予報や気象庁の防災情報で土砂災害や洪水の情報を確認しましょう。(スマートフォンのアプリ「気象庁天気・防災情報」等でも確認できます。)

3.「線状降水帯による大雨注意」の呼びかけ時の留意点

気象庁がこの呼びかけを行っても、必ずしも線状降水帯が発生するとは限りませんが、線状降水帯が発生しなくても大雨になる可能性は高いということです。がけや河川など、がけ崩れや浸水のおそれがある場所近くを走行しないようにしましょう。

すでに危険な場所にいる場合は、当該自治体から発令されている避難情報に従い、適切な避難行動をとってください。

また、避難に車を使用するのはなるべく避けましょう。ゲリラ豪雨や線状降水帯による河川の氾濫などで、あっという間に冠水するおそれがあります。そのまま走行することで車が起こす波で避難している人の足をすくいかねません。さらに、冠水した水の深さは見た目で測ることができないため、エンジンが止まって立ち往生した時は、車内に閉じこめられる危険性があります。

4.車内に閉じこめられドアが開かない時は?

水圧でドアを開けることができなくなった時は、脱出用ハンマーで窓ガラスを割って外に出ましょう。窓ガラスを割る箇所は、ガラスが窓枠で固定された角の部分に点で衝撃を与えます。脱出用ハンマーがない場合は、ヘッドレストを引き抜き、金具のとがった部分を使用するなどして窓ガラスを割りましょう。

窓ガラスが割れなかったとしても慌てることはありません。車内と車外の水位が同じになると、水圧が下がりドアが開けやすくなります。車外に出るときは、傘などを杖のように用いて、地面を探りながら足元の安全を確認して避難してください。

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