夏の暑さに負けずに安全を確保しよう

1.暑さが原因となる車両トラブルは?

7月は梅雨が明けると季節的に日差しが強くなってきます。気温上昇が原因で車両トラブルに見舞われる事例も多くなります。皆さんがイメージする暑さの影響による車両故障には、どのようなものがあるでしょうか?

夏季のJAFロードサービスの出動原因上位3つは、過放電バッテリー、タイヤのパンク・バースト・エアー圧不足、破損・劣化バッテリーとなっています。

バッテリーのトラブルは冬に多いイメージですが、実は夏も多いようです。冬は寒さによりバッテリーが上がってしまうことが多い傾向にありますが、夏はエアコンによる電気使用量が増えるため、バッテリーに大きな負荷がかかることでバッテリーが上がってしまいます。

出動原因の上位3つの中に、オーバーヒートが入っていないことが意外に思われるかもしれませんね。

2.車両故障が原因で交通事故を招くことも

言うまでもありませんが、走行中のタイヤトラブルは、即、事故につながりかねません。また、バッテリー上がりなど道路上での立ち往生は、後続車の追突などを招き、特に高速道路上では重大事故となる可能性があります。

故障による事故を防止するためには車両点検は必要不可欠ですが、万一、故障で立ち往生した場合のことを考え、日頃から車両に発炎筒や停止表示板などを備えておきましょう。

あわせて、発炎筒や停止表示板の使用方法などを含め、あらかじめ故障で立ち往生した場合の対応をシミュレーションしておくことも重要です。

3.車両故障が原因で大事な機会を失うことも

車両故障が原因で大切な約束に間に合わなかった経験はありませんか?

移動中に車両が故障すると、時間的ロスにより公私を問わず大事な機会を失う可能性があります。機会損失・費用損失に備えるためにも、日頃の車両点検に加え、移動する距離が長い場合は時間に余裕を持った運転計画を立てましょう。

4.夏は脳のオーバーヒートに要注意

人間の脳は、生命活動を維持するために活発に働き、体の中で最も発熱しやすい部位といわれています。暑い季節は、体温調節のために自律神経が酷使され、脳の温度が上がりやすくなります。

強い日差しに加え、マスク着用であれば、マスクの中で温まった湿気の多い空気を吸うことで、脳が冷えにくくなりオーバーヒートを起こしやすくなります。脳がオーバーヒートして働きが鈍くなると体に不調が現れたり、運転に欠かせない集中力が低下したりします。

眠気をもよおす、標識や他車の動きを見ることが面倒になるなどの症状が出る前に、早めの休憩をとるようにしましょう。

夏の暑さが車両トラブルや体調トラブルを引き起こし、交通事故となる恐れがあることをこの機会に再確認しておきましょう。

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