あなたの車間距離は問題ないですか?

1.あなたの車間距離は問題ないですか?

前車に後続走行していて、普段より強めのブレーキ操作になってしまった—という経験はありませんか? 原因は前車の挙動や自身の反応遅れが大きく関係していることが多いのですが、もうひとつ見落としてはならないのが「車間距離」です。道路交通法では、

車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を保たなければならない

と定められています 。

適切な車間距離を保持せずに前車に近づいていると「あおり運転」と見なされて摘発される罰則が創設されたのは記憶に新しいことと思います。そこで、今回の交通安全コラムでは「車間距離」をテーマとして取り上げます。適正な車間距離に関する知識をおさらいし、自分自身の車間距離に問題がないか、チェックしてみましょう。

適正な車間距離の目安は、一般に乾燥舗装路面であれば「走行速度マイナス15」m以上が適切とされています。例えば時速40㎞なら「40マイナス15」で25m以上となります。ただし時速60㎞以上なら速度の数値以上の車間距離を取るのが良いとされているので、高速道路走行時はこちらの方法を目安としましょう。

2.車間距離の目安について

また、車間距離を確認するには道路上の白線を活用する方法もあります。一般道路においては白線5m・間隔5mの1セット10m、高速道路においては白線8m・間隔12mの1セット20mとなっているので、ぜひ参考にしてみてください。

3.「車間時間」という目安について

車間距離を時間で測る「車間時間」という考え方も推奨されています。前車が標識や電柱などの指標となるものを通過した瞬間から、自車がその指標を通過するまでの時間を計測したものが車間時間となります。推奨される車間時間は、混雑時には約2秒、混雑していなければ2秒以上、減速に時間がかかる大型車などは3秒以上が目安だといいます。こちらも、ぜひ参考にしてみてください。

4.十分な車間距離をとり、追突事故を防ごう

車間距離の目安について紹介してきましたが、あなた自身の車間距離はいかがでしょうか? 安全な車間距離及び車間時間は、路面状況や視界状況、タイヤの摩耗状態や乗車人数・積載物等で変わってきます。不要な交通トラブルや交通事故を回避するためにも、今回は「自分自身の車間距離」について考えてみましょう。

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