自動車の安全装置を理解して運転しよう
1.交通事故の3大要因
ドライバーであれば、誰もが起こしたくない交通事故ですが、そもそも交通事故は ①人的要因、②車両要因、③環境要因 の3つの要因から引き起こされます。その中でも「人的要因」は、ドライバー個人の意識や努力次第で事故リスクを軽減することができるので、この交通安全コラムにおいて毎回のように取り上げています。
そこで、今回は「車両要因」の部分に着目し、「自動車の安全装置」をテーマとして取り上げることにします。交通事故予防に寄与するために各自動車メーカーが日々開発改良を繰り返し、進化している安全装置や安全性能ですが、その種類は多岐に渡っています。ここでは近年急速に普及が進んでいる3つの安全装置を紹介します。
2.普及が進む自動車の安全装置

ここ最近、普及が進んでいると評される安全装置は次の3つです。
(1) 車線逸脱制御装置
・車線の逸脱によって発生する事故を未然に防ぐための装置
(2) ペダル踏み間違い加速抑制装置
・アクセルとブレーキを踏み間違えてしまうことにより発生する事故を未然に防ぐための装置
(3) 後方視界情報提供装置
・バックモニターと呼ばれ、死角の生じやすい後退時の事故を未然に防ぐための装置
いずれもドライバーの年齢層に関係なく、運転行動を支援してくれる装置となりますが、あなたはこれらの装置についてどのような印象を持っていますか?
3.機能の限界や作動条件を理解していないと…
こうした安全装置ですが、私たちドライバーは機能の限界や作動条件を良く理解しておく必要があります。というのは安全装置が十分に作動せず交通事故に至ったケースが実際に起きているからです。
例えば「自動ブレーキ」は、街灯・夕立ち・太陽光の逆光等により過不足ある照度環境では十分に作動しない可能性があるとのことです。国土交通省では、自動ブレーキを含めた各種安全装置の性能を過信しないよう注意を呼び掛けています。
4.自動車の安全装置を理解して運転しよう
そう遠くはない未来において、完全自動運転の自動車が市場に普及されていく流れになると予想されますが、現状、自動車の安全装置は万が一の場合の補助装置としての位置づけです。
その万が一の時に備えておくためにも、今回は「安全装置を正しく理解することの重要性」について考えてみましょう。
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